« よみがえる空 3 | メイン | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第13巻 »

時計王 セイコー王国を築いた男

あの有名なSEIKOの創立者、服部金太郎のお話である。はっきり言ってしまうとあまり面白みの無い本である。何事にも慎重でありながら時代を見る目があり、勤勉家である人がそのまま時代の立役者として活躍をした話であり、本書は至って真面目に書かれている… とは思うのだが、どうも物語としての面白みはあまり無い。とにかく、人として素晴らしいのだろうが、残念ながら本としては少し惹きつけるものを感じられなかった。いや、服部金太郎という人物は本当に優れた人物だと思うのだが、いささか内容が真面目すぎであり、その面だけが強調されすぎて逆に穿って見てしまいそうである。個人的にはこのような内容の本は他の人が別の角度から書いた本などを読むようにして情報に偏りがないようにしたいというのがあるので余計にそう思うのかもしれない。まあ、しかし、このような人物が明治期に大勢いたからこそ今の日本があるのではないのか、と思う今日この頃。とか。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tohoho.jp/gigant/cgi-bin/mt3/mt-tb.cgi/57

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)