堤清二とセゾングループ
一代で西武を築き上げた堤康次郎氏の息子、堤清二氏について書かれた本である。西武百貨店というかセゾングループが文化に精通しているだのとか言うのは、その手の話に疎い私には全然わからないのですが。とにもかくにも、文化人であり経済人でもある氏の二束のわらじ、そしてその経営の放漫ぶりはその活動に自ずと負担がかかるわけで。これに独裁政権となると、それはもう… ってなお話である。個人的には西武の話は殆ど知らない事ばかりなので、こういう事実があったとしてもあまり気にならないのかもしれない。それに西武百貨店とか西友とか、自分の廻りには無いので殆ど利用していなかったというのもあるけど。
正直言って、西武グループというのが鉄道と不動産をメインにした国土計画と百貨店及び西友(これがセゾングループのことか… )などの流通系の2つに分かれているなんて話はこの本を読むまでは知らなかった。なので、興味がある人には暇つぶしの一つになるかも知れない。
コメント
康次郎だね。西武は弟の義明が本流で、清二は途中で袂を分かったはず。確か。
しかし、五島の東急は何だかんだいって残っているけど、堤の西武は最早何もないね。五島昇が亡くなったとき、西武>東急になるかと思われたので、こんな時代が来るとは思いもよらなかった。
投稿者: んげ | 2007年02月18日 01:23
うい、ご指摘さんくすです。修正しときました。
NGEさんの言うとおり、清二氏は西武百貨店のみをもらっただけです。まあ、その後無理やりな拡張を行って今に至るようですけど。
個人的には東急も西武もよくわからないので何ともですが、東京で初めて体験した朝ラッシュは東急でしたね… あのときの混雑率は地方出身者として同じ民族とは思えなかったなぁ(遠い目
そういえば両者の共通点は鉄道かぁ。
投稿者: 爆烈 ぎがんと | 2007年02月19日 23:08