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銀行倒産 ドキュメント金融恐慌

昭和二年春、時の大蔵大臣の発言が日本を震撼させた。この後、相次ぐ銀行の倒産によって昭和初期に襲い掛かった未曾有の金融危機、金融恐慌の始まりである。当時、東京の渡辺銀行が貸付け金のだぶ付きにあい、それが国会で発言された事によってもたらされたこの問題は殆どが銀行自身の問題と片付けられてられてきたが、本当の問題は他にもあるのでは無いか… そんな人間の問題部分に焦点を当てた作品というべきなのだろうか。
相変わらず難しい題名ですが、まあこの時の政治についても問題があったのではないかという事なのであろうか。不用意な政治家の発言が元となり、国民全体が銀行からの預金を一斉に引き出すことに発生したのであるが、当の政治家には何の責任も無い、となると政治への不信は大きくなるばかりではないだろうか。そして、経済の低迷は政治への不信をさらに増大させ、軍事クーデターへ発展し、ひいては軍部による独裁政治から、戦争へと続く道のりを歩む事を考えるとなんともいえないものがある。

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