原発への警鐘
原発とは何か? 原発賛成でも反対でもない著者が独自に調査するに従って明らかになる原発の問題点について書いた本。まあ、簡単にまとめるとこんな感じかな?
まあ、私は原発はどっちかっていうと必要かなー、と思っちゃてたりする人間だったんですが、この本の内容が本当であるとすると、かなり問題かもしれんません。ぶっちゃけ原発不要という事にもなってしまうし。これは放射能という目に見えない恐怖だけでなくて、電力の発電に対するコストと原発以外での発電施設での発電能力からも不要という事らしくて… 電気料金&資源エネルギーの両方からも結局、いらねーじゃん。って事になってしまう訳で。 うーむ、本当なのかな? でもやはり問題なのは原発推進派(?)の対応なのかな… 本書の内容ではとても原発推進国とは思えない事ばかりのようで… さらに一番の問題は使用済みの核燃料と作業時に発生した核廃棄物。原発の建設時点でこれらに対する対応が何も無いまま現在まで進んでしまった訳ですか… やっぱり何事にも政治家が絡むとろくな事にならないのでしょうか… ううーむ。
まあ、これは某公共放送の番組の中で解説されていたので、本書とは関係ないんですが。
例の新潟の地震は原発の施設や組織の問題も浮き彫りにされてしまったような。 いや、柏崎の原発って、またまた例のチェルノブイリ以上の規模だったんですね。でも所内の消防専門の人は4人しかいないとか、警察や消防とかへの非常回線も無しとか、放射能を監視するシステムは震災で電力会社からの回線でストップとか、結構やばいかも。アメリカなんかだと、原発施設は電力会社が年に1回災害訓練をするようにしてるみたいなので、安全論ばかりの日本とはまたやっぱり違うのかな…