Subversion

Subversionが良い。

今抱えている仕事の一つでは、メインとなるシミュレーションプログラムのソースコードを共同研究者がそれぞれいじる、といった作業が発生している。システム開発をやっているわけではなく、昔からあるプログラムの必要な部分を各自がちょこちょこいじる、といった感じの作業なので、モジュールごとに開発、といった手法もとりにくく。昨年度初めまでは、実は、バージョン上がるごとに、開発しそうな人に対してソースコードを圧縮してメールで送るなんていう作業をしていました。しかし、昨年度夏に、共同研究者のうちのひとりがSubversion用のサーバを立てて、Subversionをインストール。それからはぐっとソースコードの管理が楽になった。

しかも、もともとはソースコードの共有という目的でSubversionを導入したんだけど、入れてみると、バージョン管理の面からも非常に使いやすい。ここ2,3日、過去のソースコード更新時に発生したバグ取り作業をやっているんだけど、すべてのバージョンが簡単に手に入り、かつ、画面上で、バージョンごとのDIFFも取ってくれるので、非常に作業がやりやすい。バグが混入した可能性があるバージョンをダウンロードして、テストラン。ついでに前後もダウンロードして、ちょうどバグが混入したバージョンが分かれば、後は、DIFFを取って、どこが改変されたのか、目で追いかければいいだけ。

おかげで、かつてなら、デバッグを諦めていたところを、わずか3日の作業で終わらせることができ、今日、きちんと取り除けました。Subversion、こんなに便利とは。機会があれば、個人の開発でも(今はやっていないけど)、使ってみよう。

(Last update: 2006/12/29 02:53:27)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: Subversion

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://tohoho.jp/nge2015/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/86

コメントする

このブログ記事について

このページは、NGEが2006年12月29日 02:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「地域の循環」です。

次のブログ記事は「湯漬け」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01