アナザー・センチュリー・クロニクル 「一年戦争」全史 下
前回紹介した、ちょっとリアルすぎてマジ怖いガンダム系資料のアナザー・センチュリー・クロニクルの第二弾。というか下巻。一年戦争の後半が今回のメインです。 前作のジオンテイストと打って変わってこちらは連邦軍をメインとした資料となっているようです。まあ、このあたりは前半がジオン優勢で、後半から連邦の反撃が始まっていくので仕方ない処かも知れません。しかし、これのお約束はやはりガンダムが出てない事。例の主人公の搭乗メカ、RX-78-2はひっそりと影を沈めてその他、連邦の量産機に注目が集められています。本作の最大の目玉は某プラモ漫画、プ○モ狂四郎でも言っていた「TVで出なかった幻のMS」こと、アッグ、アッグガイ、ジュアッグ、ゾゴッグが登場している処でしょうか。しかし、ぶっちゃけ言ってしまうとMSの参考用資料としては
基本データだけなので、作画とかに使いたい人には向いていません。 まったくもって、コアなガンダマー向けにしか作られていない点がある意味潔ささえ感じるところではありますが…
但し、この本は編集者達が勝手に想像したMS戦であるとか、オデッサ、ジャブロー、ソロモン等の戦闘について妄想しながら楽しむ為のものかもしれません。故に敷居は高いですが。
まあ、結論を言うならやはり「戦いは数だよ、兄貴」の通り、アニメの世界でも物量に勝るものは無かったという事でしょうか?