よく「遊ぶ人」ほど成功できる あなたの夢を実現させる「脳」の使い方

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佐藤富雄. よく「遊ぶ人」ほど成功できる あなたの夢を実現させる「脳」の使い方. フォレスト出版, 2004.
ISBN 4894511762 (Amazon)

自己啓発書。先日、品川駅で時間を潰す必要があり、駅近くの本屋で発見。ちょっと立ち読みしたら面白そうだったので、その場ですぐに購入。

端的に言えば、もっと遊べ。そんだけの本。

何故俺がこの本を買ったかと言えば、俺の上司はよく遊ぶ人で、上司の指導教官にさえ「お前は遊ぶのが好きだからな」と決めつけられているくらい。なのに、仕事が出来る人。緻密な作業は得意ではなさそうだし、詰めの作業をしない人だけれども、ディスカッションしたときに出すアイディアは正直言って群を抜いている。職場で随一だと思うし、俺がこれまで生きてきて会った人の中でも、もしかしたらベスト・ワンかもしれない。……残念ながら、最近は管理仕事が忙しすぎて、あまり遊べていないようだけど。

自分もそうなりたい。しかし、今の自分は頭が固い人間にむしろ属すると思う。何でそうなのか? ひとつは、自分は何かと発想に枠をはめて考えてしまい、その結果、よいアイディアも封じ込めてしまっていることにあると思う。

考えてみれば、大人って、○○してはいけない、の連続で、自然と枠にはまっていってしまう。それを外すのが子供のときに培った遊び心。では、どうやって遊び心を取り戻していくか、それを解説しているのがこの本。

ただ、正直言って、この本は胡散臭い本だとも思う。そもそも装丁にピンクを使っている時点で、ちょっとやばいかなとも思ったけど、内容も微妙。たとえば「成功脳」を作るためのくだり(著者は仕事を成功させるには「成功脳」が必要、と書いている)。

必要なものは二つあり、ひとつは『ベータエンドルフィン』という脳内ホルモン物質です。もうひとつは『ネオテニー』と呼ばれるもので、これは言ってみれば「子どもらしさ」のようなものです。

ベータエンドルフィンの解説、ネオテニーの解説、それぞれはサイエンティフィックなもので間違いない。しかし、成功脳自体が怪しく、さらに成功脳とこれらを結びつけている理由も全く根拠がない。もし根拠を持たせるのならば、IFが高いジャーナルの論文を引用すべきだろうけど、この本では一切そういうのはなし。辛うじて、誰かが研究している、どまり。もともと、ベータエンドルフィンとネオテニーだけで、複雑な人生が説明できるはずないし。

しかし、じゃあ、全然ダメな本かというとそんなことはない。著者の実体験をもとに、どうやって遊べばいいか書いているし、そもそも失った遊び心をどう取り戻せばいいのか、も書いてある。遊び心を取り戻す段とかは自分にとってすごく役に立った。なるほど、と納得させられる。著者の実体験そのものには嘘はないのだから。新年から早速実践するつもり。

ということで、おすすめです。ただ、似非サイエンティフィックなところは信じないで読んで欲しいかな、と。○○博士とか肩書きが付いていると信じちゃう人が多いけど、博士号にそこまでの価値はないので。だって、それを言うなら、俺だって○○博士のひとりだし。

2006/12/31 19:46:07

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